← ロードマップに戻る
第3回 教材

発表スライドを半自動でつくる(+想定質問)

状態: 予定(未実施) / 2026/12/10(木)16:15〜17:15 / 対面またはZoom / 無料プランのみで完結

① ハンドアウト(配布資料)

はじめに:今回もこのルールを守ります

  • 患者さん・利用者さんの個人情報は入力しない。事例を話すときは架空の設定にする。
  • AIが作るのは下書き(スライド・質問案)。発表内容の最終確認は人が行う。

この回で学ぶこと

見やすいスライドの基準(今日の約束)

項目基準なぜ
本文の文字24ポイント相当以上後方の席・高齢の方でも読めるように
1枚の要点3つ以内情報が多いと頭に入らない
色の組み合わせ背景と文字の明るさをはっきり分ける(コントラスト)見えづらさ・色覚の違いに配慮
1文の長さ短く(一息で読める長さ)声に出して説明しやすい

自分の「作成ルール(テンプレ)」をAIに読ませる3つの方法

スライドの配色・文字サイズ・構成などの決まりごと(テンプレ)を毎回AIに読ませると、誰が作っても同じ品質に揃います。方法は3つ。どれも無料プランでできます。

方法やり方向いている人
1. 貼る(今日はこれ)プロンプトの〔スライド作成ルール〕欄に、配布されたルール文をそのまま貼る全員。設定ゼロで確実
2. プロジェクト機能Claudeの「プロジェクト」(関連する会話と資料をひとまとめにする機能)にルールのファイルを登録しておく。そのプロジェクト内なら毎回貼らなくてよい繰り返し資料を作る人。無料で使えます
3. GitHub連携GitHub(ギットハブ=ファイルの置き場と変更履歴を管理するWebサービス)にルールを置き、Claudeのコネクタで読ませる。ルールを1か所直せば全員に行き渡るテンプレを管理する人(講師・管理者向け)。無料プランでも接続可(試験提供中)

※ 当日は方法1(貼る)で演習します。方法2・3は「毎回貼るのが面倒になったら」の次の一歩として、講師がデモします。

演習で使うプロンプト(コピーして貼るだけ)

演習 (a)

比較表から「スライド一式」を1回で作る(メイン演習)

なぜ:構成メモではなく、そのまま発表に使えるスライドを作ります。できたHTMLファイルを保存してブラウザで開けば、矢印で1枚ずつめくれます。

あなたは発表資料づくりを手伝うアシスタントです。
下に貼る「比較表・結論」と「スライド作成ルール」をもとに、
ブラウザで開ける1ファイルのHTMLスライドを作ってください。

スライドの作り:
- 全8枚程度(表紙 → 背景 → 比較 → 結論 → 今後 の流れ)
- 1枚=1画面。画面のボタン(またはキーボードの←→)で前後にめくれる
- 各スライドの下に、発表者が話す内容のメモを2〜3文で小さく添える
- 外部の画像やネット接続は使わず、1ファイルだけで動く形にする

スライド作成ルール(必ず守る):
〔ここに自分のテンプレ(作成ルール)を貼る。無ければ下の基本ルールをそのまま残す〕
- 本文の文字は24pt相当以上、1枚の要点は3つ以内
- 背景と文字の明るさをはっきり分ける(コントラスト)
- 飾りより読みやすさを優先。個人情報は書かない

【比較表と結論】
〔第2回で作った比較表と結論をここに貼る(無ければ当日の見本を貼る)〕

できたスライドの保存方法と開き方(ダウンロード→ダブルクリック)は、当日講師が画面共有で実演します。

演習 (b)

スライドを1回だけ直す(生成のあとの1回修正)

なぜ:一度で完璧にはなりません。直したい点を1回にまとめて頼むのがコツです。

さきほどのスライドを、次の点だけ直してください。
- 直したい点:〔例:3枚目の文字が多いので要点を2つに減らす/表紙に発表日を入れる〕
- スライドの枚数・作成ルール(文字サイズ・コントラスト)はそのまま守る
- 全体を作り直さず、指定した箇所だけ変更する
演習 (c)

想定質問10問と回答案を作る(発表対策)

なぜ:スライドができたら、質疑応答の準備です。答えにくい質問ほど先に用意します。

このスライドの内容に対する想定質問を10問と、それぞれの回答案(各2文以内)を
作ってください。
- 反対意見・費用・安全性・現場での使いやすさ を必ず含める
- 分からないことは「確認して後日回答します」と正直に言う案も入れる
- 相手を否定せず、事実で答える言い回しにする
- 専門用語には、かっこ書きで短い言い換えを添える

※ 目安は「1人1テーマ・生成1回+修正1回まで」。スライドの中身の最終確認は必ず自分の目で行います。追加の検索は不要です。

② 講師台本(60分)

Zoom画面共有だけで手順が追える構成です。講師デモ→受講者が追う、を繰り返します。

時間内容講師の動き / 声かけ
0:00–0:05導入・今日のゴール「今日は第2回の比較表から、そのまま発表に使えるスライドを作ります。原稿を書くのではなく、スライドそのものが出てきます」
0:05–0:12材料と基準の確認各自の比較表・結論を用意(無い人には見本を配布)。24pt・要点3つ・コントラストの基準を実物で見比べる。
0:12–0:18テンプレ(作成ルール)の説明「ルールをAIに読ませると毎回同じ品質になる」。今日は方法1(貼る)で行うと宣言。配布ルール文の場所を案内。
0:18–0:38演習(a) スライド一式を作る講師がプロンプトを貼ってデモ→保存→ブラウザで開いてめくって見せる→受講者が生成1回。「ファイルの保存と開き方」を丁寧に。
0:38–0:46演習(b) 1回だけ直す「直したい点は1回にまとめる」を実演。枚数・ルールは守らせる。
0:46–0:53演習(c) 想定質問10問質問と回答案を生成。「後日回答します」も正解と伝える。
0:53–1:00発展デモ・全3回ふりかえり方法2(プロジェクト機能)・方法3(GitHub連携)を講師が短くデモ(受講者の操作は不要)。3回の学び(メール/比較表/スライド)を復唱。クイズは各自。
詰まったときの合言葉:「スライドがめくれない・開けないときは“1ファイルで動く形で作り直して”ともう一度頼む」。それでもダメなら講師の見本ファイルを配る。

③ 理解度確認クイズ

答え合わせ用です。点数はつけません。

Q1. 今回のスライドの材料は何?
  • ア. 第2回で作った比較表と結論
  • イ. その場でネット検索した最新ニュース
正解:ア。 追加の検索は不要。手元の比較表を材料にします。
Q2. 今回AIに作ってもらうのはどれ?
  • ア. 読み上げ用の原稿だけ
  • イ. ブラウザで開いてめくれるスライドそのもの(発表メモ付き)
正解:イ。 構成メモや原稿ではなく、そのまま発表に使えるスライド一式を作ります。
Q3. 見やすいスライドの本文の文字サイズは?
  • ア. 12ポイントで小さく詰める
  • イ. 24ポイント相当以上
正解:イ。 後方席・高齢の方にも読めるよう24pt以上にします。1枚の要点は3つ以内。
Q4. 自分の「作成ルール(テンプレ)」をAIに読ませる方法として正しいのは?
  • ア. プロンプトに貼る/プロジェクト機能に登録/GitHub連携 の3つ(どれも無料で可)
  • イ. 有料プランに入らないと一切できない
正解:ア。 まずは「貼る」が確実。繰り返すなら「プロジェクト機能」、テンプレを1か所で管理したいなら「GitHub連携」(管理者向け・試験提供中)。
Q5. AIが作ったスライドは、そのまま発表に使う?
  • ア. そのまま使う
  • イ. 中身を自分の目で確認し、必要なら1回直してから使う
正解:イ。 AIは下書きまで。内容の最終確認は人が行います。
Q6. 答えにくい質問が来たら?
  • ア. 適当に答えて切り抜ける
  • イ. 分からないことは「確認して後日回答します」と正直に言ってよい
正解:イ。 事実で答え、不明点は後日回答が誠実で安全です。